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【徹底解説】潜在意識とは何か?「努力で人生は変わらない」本当の理由

潜在意識について、「大事そうだけど理解するのが難しそう」「理解したところで本当に変わるの?」「なんだか怪しそう」と感じている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、潜在意識について長年学び、実践してきた経験から、潜在意識とは何なのか、なぜ私たちの人生にこれほど大きな影響を与えるのかを、できるだけ分かりやすく解説します。最後には、今日からできる「自分の潜在意識を引き出す方法」も紹介します。

この記事では、恋愛やお金、人間関係、身体など、身近な例から潜在意識を紐解いていきます。読みながら「自分にも同じことがあるかもしれない」と振り返ること自体が、自分でも気づいていなかった潜在意識を見つけるきっかけになります。

人生でなぜか同じことを繰り返してしまう方や、理由の分からない生きづらさを感じている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

潜在意識とは何か?

潜在意識とは一言で説明すると、過去の経験から無意識に蓄積された習慣や思い込み、感情のパターンのことです。

私たちの行動や感情の多くは、こうした潜在意識のパターンに影響されています。そのため、頭では「変わりたい」と思っていても、潜在意識に同じパターンが残っている限り、似た感情や行動を繰り返してしまうのです。

精神分析の創始者であるフロイトは、人間の心には自分で意識できる領域だけでなく、抑圧された感情や欲望などが存在する「無意識」の領域があり、それが現在の心身の状態や行動にも影響を与えていると考えました。

この心の構造は、しばしば「氷山」に例えて説明されます。水面上に見えている部分が自分で認識できる「意識」、水面下に広がる大きな部分が普段は認識できない「無意識」です。

その後、ユングはこの考えをさらに広げました。

ユングは、無意識には個人の経験から形成される「個人的無意識」だけでなく、そのさらに深層には、人類に共通する「集合的無意識」があると考えたのです。

つまり、潜在意識を深く見ていくと、それは「自分が経験した過去」だけでは説明できない、より大きな領域へとつながっていきます。

潜在意識はどのように作られるのか?

では、ここからは潜在意識が一体どのようにしてつくられ、私たちの心身や行動にどんなふうに影響を与えるのかを見ていきましょう。

人は一人では生きられない―生命の生存戦略

私たちは全員、母親からこの世に生まれてきました。そこで、生命にとって、生きていくために一番大切なことは何でしょうか?

食べ物や着るもの、住む場所があれば、それだけで生きていけるのでしょうか。

答えは、もちろんそれだけではありません。

生まれたばかりの生命にとって何よりも大切なのは、養育者との愛のつながりです。

人間の赤ちゃんは、食べ物を与えてもらい、身体を守ってもらうだけでなく、抱かれ、声をかけられ、「自分は愛されている」と感じられる精神的なつながりの中で成長していきます。

つまり、生命にとって愛されることは、単なる心の満足ではありません。生きるために必要な、根源的なつながりなのです。

だから私たちは大人になっても、誰かとつながりたい、認められたい、大切にされたい、自分を受け入れてほしいと求め続けます。それほどまでに、愛のつながりは生命にとってなくてはならないものなのです。

そして生命は、その愛のつながりを失わないために、自分自身を変えるのです。

たとえば、赤ちゃんが泣いたときに親が怒るのであれば、泣くことを我慢するようになるかもしれません。甘えたときに親に受け入れてもらえなければ、甘えたい気持ちを抑えるようになるかもしれません。

こうして、

「どうすれば、この愛のつながりを失わずに済むのか」

という無意識のパターンが、少しずつ自分の中に作られていきます。

これは単なる思い込みではありません。愛のつながりを失わないことが、生命が生きていくために身につけた最も大事な生存戦略なのです。

「愛されるためには、こうしなければならない」という感情や行動のパターンが、その後の人間関係や恋愛、仕事、人生の選択にまで影響を与えるのです。

この養育者との「愛のつながり」こそが、私たちの潜在意識の根底にあるものなのです。

潜在意識は自分を守るために作られる

今の自分を苦しめている潜在意識でも、もともとは自分が生きるために作られたものでした。

たとえば、「人に嫌われるのが怖くて断れない」という人がいたとします。

大人になった今なら、誰かに嫌われても生きていくことはできます。しかし、幼い子どもにとって、親に嫌われ、見捨てられることは大きな脅威です。

だから子どもは、「嫌われないように相手に合わせる」「怒らせないように自分の気持ちを我慢する」といった方法で、親との愛のつながりを守ろうとします。

それは、そのときの自分にとって必要な生存戦略だったのです。

そして、潜在意識が私たちを守っているのは、自分自身が経験したことだけとは限りません。

たとえば、多くの人は、実際に襲われた経験がなくても蛇を怖いと感じたり、高いところから落ちた経験がなくても高所に強い恐怖を感じたりします。

私自身、高いところに非常に強い恐怖を感じますが、夫にはほとんどありません。後になって、私の親族には高所から落ちて亡くなった人が複数おり、私と同じように高所を怖がる親族もいることを知りました。

このように、私たちの潜在意識には、自分自身が経験したことだけではなく、家族や先祖、さらに生命が長い時間をかけて受け継いできた生存の記憶も影響していると考えられます。

ユングは、個人の経験によって作られる「個人的無意識」のさらに奥に、人類に共通する「集合的無意識」があると考えました。近年では、強いストレスやトラウマが次の世代にどのような影響を及ぼすのかについて、世代間トラウマやエピジェネティクスの研究も進められています。

つまり潜在意識は、養育者との愛のつながりを失わないためだけでなく、生命が過去に経験してきた危険を繰り返さないためにも、私たちを守ろうとしているのです。

ところが問題は、環境が変わっても、潜在意識はその生存戦略を守り続けることです。

子どもの頃には自分を守ってくれた「人に合わせる」というパターンが、大人になると、断れない、人の顔色ばかり気にする、自分の気持ちが分からないといった生きづらさにつながることがあります。

つまり、潜在意識そのものが悪いのではなく、むしろ潜在意識は、過去に私たちを守ってくれた方法を、今も忠実に繰り返しているのです。

だから頭では「もう我慢しなくていい」「もっと自分らしく生きたい」と分かっていても、簡単には変わることができません。

潜在意識にとってそれを手放すことは、単に古い思い込みを捨てることではなく、これまで自分を守ってきた生存戦略を手放すことだからです。

ここに、潜在意識を単純に「書き換える」だけでは、なかなか人生が変わらない理由があります。

では、この潜在意識は、実際の人間関係や出来事の中にどのように現れるのでしょうか。次は、潜在意識の重要な働きである「投影」について見ていきます。

潜在意識は「投影」によって現実に現れる

潜在意識は目で見ることはできません。しかし、人間関係や物事に対して自分の中に起こる感情を見ることで、潜在意識を見つけることができます。

これが、潜在意識の「投影」です。

たとえば、自分の中に「私は大切にされない」という潜在意識があるとします。

「私は大切にされない」という潜在意識がある

相手の何気ない行動に「大切にされていない」と反応する

不安や悲しみを感じる

相手を責める/我慢する

関係が悪化する

「やっぱり私は大切にされない」

このように、潜在意識にあるものを現在の人間関係に投影し、その感情から行動することで、結果として同じ現実を繰り返してしまうことがあります。

そして、投影は人間関係だけに起こるものではありません。

たとえば、過去の難産などの体験から潜在意識に「つながれないこと=命の危険」という強い恐怖が残っていたとします。

すると現在ではまったく別の出来事であっても、「つながらない」という共通点に潜在意識が反応することがあります。

「つながれない=危険」という潜在意識がある

インターネットがつながらない、動画が途中で切れる

必要以上のイライラや不安が起こる

怒る/その状況を避ける

「つながれない」という恐怖を回避する

表面的に見れば、「ネットがつながらないからイライラしている」だけに見えます。

しかし、同じ出来事が起きても、まったく気にならない人もいます。

では、なぜ自分はこれほど強く反応するのでしょうか。

ここに、自分では気づいていない潜在意識を見つけるヒントがあります。

潜在意識にとって、過去に感じた痛みは「もう終わったこと」とは限りません。そのため、過去の感情を現在の人や物、出来事に投影し、まるで今起きていることのように反応します。

しかも、この投影はほとんど無意識に行われます。

私たちは「過去の潜在意識に反応している」とは思わず、「あの人が悪いから腹が立つ」「ネットがつながらないからイライラする」と、今起きている出来事にもっともらしい理由をつけて、潜在意識にある痛みを回避し続けます。

しかし、この痛みを回避し続ける限り、潜在意識のパターンは残ります。

だから、表面的な思考や信念だけを書き換えようとしても、同じような状況に出会えば、潜在意識に残っている過去の感情や行動のパターンが再び繰り返されてしまうのです。

潜在意識は人生のあらゆる場所に現れる

では、潜在意識が具体的に人生のどんな場所に現れるのかを見ていきましょう。

潜在意識は、人間関係や仕事、お金、恋愛、結婚、家族、身体など、人生のあらゆるところに現れます。潜在意識がまったく影響していない場所はないと思ってもいいでしょう。

なぜなら私たちは、自分でも気づかないまま、潜在意識にある過去の感情や生存戦略を現在の人や物事に投影しながら生きているからです。

ここでは、その中でも私たちの人生に大きく関わる「お金」「恋愛・婚姻」「身体」という3つのテーマから、潜在意識がどのように現実に現れるのかを見ていきます。

潜在意識とお金

では、早速お金について見てみましょう。

一般的には、「お金はあった方がいい」「もっとお金が欲しい」と考える人が多いと思います。

でも、潜在意識の話になると、ここに一つ疑問が浮かびます。

あなたは、本当にお金が欲しいのでしょうか?

頭では「お金が欲しい」と思っていても、潜在意識では、お金を遠ざけたい、持ちたくない、むしろ早くなくしてしまいたいと思っていることがあります。

そして、そこにもちゃんと理由があります。

たとえば、もし父親が働きすぎて亡くなっていたとしたら、子どもの潜在意識の中で「お金を稼ぐこと」と「大切な父親を失ったこと」が結びつくことがあります。

すると、頭では「豊かになりたい」と思っていても、潜在意識にとってお金は、大切な人の命を奪ったものとして残っているかもしれません。

また、両親が仕事で忙しく、いつも保育園や他の人に預けられ、寂しい思いをしていたとしたらどうでしょう。

子どもにとっては、お金を稼ぐための仕事が「お父さんとお母さんを自分から奪っていくもの」になります。

そうすると、大人になってからも、お金をたくさん稼ぐことや仕事で成功することに、なぜか抵抗や罪悪感を感じることがあるかもしれません。

さらに、親から十分に愛されなかったり、否定され続けたりした経験があれば、自分でも気づかないところで、お金との関係を壊すことで「自分がどれだけ苦しかったのか」を親に分からせようとすることもあります。

もちろん本人は、そんなことを意識しているわけではありません。

「お金が欲しい」と思って、一生懸命働いているのかもしれません。

それでも、なぜか…
  • お金が入るとすぐに使ってしまう。
  • 収入が増えそうになると仕事を辞めたくなる。
  • 成功する直前になると問題を起こす。
  • お金を受け取ることに罪悪感を感じる。

このような行動の奥には、単なる「お金に対する思い込み」ではなく、大切な人との愛のつながりを守ろうとする潜在意識が隠れていることがあります。

前章で説明したように、潜在意識は私たちを守るために作られます。

だから、お金を遠ざけることさえ、潜在意識にとっては自分や大切な人を守るための「愛」なのです。

お金の問題に見えていたものが、実はお金の問題ではない。

その奥にある愛や恐れに気づいたとき、初めて「なぜ私はお金が欲しいのに、お金を遠ざけてしまうのか」が見えてくるのです。

潜在意識と恋愛・婚姻

実は、潜在意識がもっとも強く投影されやすい関係の一つが、恋愛・婚姻関係です。

なぜなら、パートナーは大人になってからもっとも深い愛のつながりを築く相手であり、親との関係が投影されやすい存在だからです。

私たちは、かつて親との関係で満たされなかったものを、無意識にパートナーに求めることがあります。

  • もっと愛してほしかった
  • もっと認めてほしかった
  • もっと自分を見てほしかった
  • 見捨てないでほしかったなど

親との間で十分な愛のつながりや愛着関係を築けなかった場合、その満たされなかった思いを、今度はパートナーとの関係で満たそうとするのです。

ところが本人は、目の前のパートナーに親を投影していることには気づきません。

そのため、関係が深まる前は「嫌われたくない」「捨てられたくない」と一生懸命相手に合わせ、相手にとっての「良い人」を演じます。

しかし関係が深まり、「この人は自分から離れない」という安心感が生まれると、今度はそれまで抑えていたものが表に出てきます。

「もっと私を愛して」
「もっと私を分かって」
「もっと私を大切にして」

とかつて親に求めていた愛を、パートナーに求め始めるのです。

さらに、私たちは親の婚姻関係からも、無意識に「男女とはこういうもの」「夫婦とはこういうもの」という関係性を学びます。親自身もまた、自分の親との関係を婚姻関係に投影しているため、似たような関係性が世代を超えて繰り返されることがあります。

そして恋愛・婚姻関係では、愛を求める力だけでなく、愛されなかったことへの怒りや破壊の衝動も現れやすくなります。

相手を責める、傷つける、距離を取る、別の相手を求める、あるいは自分から関係を壊す。

表面だけを見ると「なぜそんなことをするの?」と思うような行動でも、その奥には、かつて満たされなかった愛を求める気持ちや、「愛してくれなかった相手を今度は自分が捨てる」という無意識の報復が隠れていることがあります。

つまり私たちは、目の前のパートナーとだけ恋愛しているわけではありません

そこには、自分でも気づいていない親との関係や、幼い頃から求め続けてきた愛が投影されているのです。

潜在意識と身体

身体は、潜在意識をとても忠実に表現する存在です。自分の感情がよく分からない人は、身体の感覚から潜在意識を探ってみるといいかもしれません。身体には、自分でも気づいていない潜在意識の声が現れることがあるからです。

たとえば、親が自分とは反対の性別の子どもを望んでいた場合、その期待を無意識に受け取り、自分の性別や身体を受け入れにくくなることがあります。

また、身体の痛みや違和感が、先祖の病気や怪我など、世代を超えて受け継がれた経験を表現していることもあります。

そして身体には、自分自身が過去に向き合えなかった感情が現れることもあります。

たとえば幼い頃、両親がいつも喧嘩をしていたり、その怒りを自分にぶつけられたりしても、子どもは親に怒ることも、そこから逃げることも簡単にはできません。行き場を失った恐怖や悲しみ、怒りが、胃やお腹の不調など身体の反応として現れることがあります。

さらに、身体の不調そのものが私たちを守っている場合もあります。

たとえば、大切な試合の前に怪我をしてしまう。仕事をどうしても辞められない人が、身体を壊して初めて休むことができる。

「負けるかもしれない」「期待に応えられない」「もう仕事に行きたくない」といった気持ちを自分では受け入れられないとき、身体がその状況から離れる理由を作ってくれることがあるのです。

もちろん、身体の痛みや病気には医学的な原因があるため、まず必要な診察や治療を受けることが大切です。

そのうえで身体の声に耳を傾けてみると、自分では気づかなかった潜在意識が見えてくることがあります。

身体は私たちを苦しめているのではなく、ときに言葉にできない潜在意識を代わりに表現し、私たちを守ってくれているのです。

自分の潜在意識を引き出す方法

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。最後に、自分の潜在意識を引き出すために、今日からできる方法を紹介します。

一番大切なのは、自分の感情が動いた瞬間に敏感になることです。

これまでお伝えしてきたように、潜在意識には過去の痛みがあり、私たちはその痛みを無意識に回避しながら生きています。

たとえばテレビを見ていて、「このシーンは見たくない」「なぜかこの人が嫌い」と感じたとします。

そのとき、すぐにその感情から離れるのではなく、

「私は今、何に反応したんだろう?」

と自分に問いかけてみてください。

大切なのは、怒りやイライラそのものではありません。その感情が起こるほんの一瞬前にある、小さな心の痛みを見つけることです。

どの言葉に反応したのか。
どんな表情や行動が嫌だったのか。
そして、それは過去のどんな体験と似ているのか。

日常の中で感情が大きく動いた場面をメモしていくのもおすすめです。

潜在意識は、これまでずっと回避してきた痛みなので、すぐに答えが見つかるとは限りません。それでも自分の反応を丁寧に見続けていると、あるとき「これだったのか」とつながる瞬間があります。

自分一人では潜在意識のパターンを見つけにくい方へ。

ReBirthの体験セッションでは、今繰り返している悩みや感情から、あなたの潜在意識にあるパターンを一緒に整理していきます。

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